ずずずです。
サブスクリプションで収益を得る企業であるPANWです。
Palo Alto Networksはサイバーセキュリティを得意としており、次世代FWにおけるサブスクリプションにて収益を得ているセキュリティ分野で成長している注目される企業の1つです。
創業した「Nir Zuk氏」は実はJuniper NetworksでFW開発に取り組んでいた開発者でした。
また現CEOである「ニケシュ・アローラ氏」は元Google上級副社長であり元ソフトバンク副社長でした。
ニケシュ・アローラ氏は孫正義社長が「彼がもっとも重要な後継者候補」と公言していた人物です。エリートですね。
今でも有名なFWでNetscreen、SSGシリーズがありますがこのシリーズは操作含め仕様が優秀でありとても拡販され爆発的に売れていたシリーズでした。
残念ながら今はSRXシリーズとなり、もはや別ものとなったFWとなりましたがPaloaltoは2006年創設ですが、NetscreenがSSGシリーズになったのもこの時期です。
Fortinet社が最近ではライバル企業かな。
業績について
2019 Q1決算情報
EPS $1.17
売上 $656M
売り上げ推移です。
【https://s22.q4cdn.com/606234439/files/doc_financials/2019/q1/Q1-FY19-Investor-Presentation-JMM.pdfより引用】
売り上げの内訳
Productは機器売りですね。
Supportは機器売り時に支援サポート(設計や技術支援、運用サポート)ですね。
Subscriptionはライセンス売りですね。
当初は機器売りがメインでしたが、ライセンス売りが58%も占めております。
ライセンス売りの何が良いかというと、基本的にシステムは5年リプレース(機器入れ替え)を推奨されているため導入すれば最低5年は何もしなくてもお金が入ってくることです。
このようになった企業は強いですね。
Paloalto社創業者
下記のような記事を見つけました。
Palo Alto創業の理由をZuk氏は、「イノベーションを続けたかったから」と語る。NetScreen買収後のJuniper Networksで求められたのは、製品の「イノベーション」ではなく「作り直し」だったという。「過去5年かけて作ったものを、また5年かけて同じものに作り直すなんて意味がない。過去を振り返るのではなく前進したかったのでJuniperを去った」とZuk氏。
「作り直し。」
この記事をみて、納得しました。
正直なところFWとしては安定して利用できましたが、Netscreenシリーズとなんら変わらないSSGシリーズの使い勝手はNetscreenがSSGに名前が変わっただけ(外観もほぼ同じ)の感覚でした。
経営陣情報
あのソフトバンクの孫社長が認めたニケシュ・アローラ氏はが現CEOです。
セキュリティで素晴らしい功績を残し、イノベーションが必ず起こると言えるメンバーばかりです。
やはり素晴らしい企業には優秀な人が集まりますね。
裁判沙汰
Juniper NetworksもFW含めセキュリティを売りとしている企業のため、次世代FWのサービスについて裁判沙汰にもなっております
Juniper、Palo Altoに対する特許侵害訴訟を継続する意向 - Computerworldニュース:Computerworld
こういう問題はどの業界でも起こりますね。
実際、PANW社の次世代FWが素晴らしいため。。。という感じです。
最後に
サイバーセキュリティは基本的に終わりません。
セキュリティ対策したら、次々と新しいウイルスや攻撃手法が生まれて常にイタチごっこです。
だからこそ最先端を走る今がノリにノッてる企業でしょう。
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