ずずず のんびり投資日記

2017年よりインデックス投資(米国ETF含む)を継続中

米国株投資における為替リスクを考える

ずずずです

 

米国株投資の将来性も広がりつつありますが、米国株投資も為替リスクを少なからず考慮する必要はあります。が細かいことは為替リスクなんて気にしなくて良いと言うことだけお伝えしておきます。

 

現在のドル/円

1ドル360円で始まった為替は順調に円高となり、2018年では1ドル105円~115円内で変動しています。

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円相場歴史:ドル/円チャート長期レート|1.10.20.30.50年推移より引用

 

ドル円を意識しつつ、米国株チャートを見て、米国株売買を行う。

 

めっちゃ意識高い系に見えますね!

なんて冗談はさておき、株売買は何処の市場でも同じでありシンプルに2つです。

 

・基本安く買い、高くなったら売り利益を確保する

・安く買い配当金を頂く。

 

この2つの株売買を土台とし、為替変動が金融資産にどう影響するのかを確認しておきたいところです。円高ドル安・円安ドル高という状況において、すぐに売り買いに直結できる人は中々いないかと思います。

 

参考例で資産変動を見てみる

 

すでに米国株を保有していることを前提とします。

 

米国株資産金額50,000ドル:A社の1株を100ドルで500株保有

1ドル=100円計算とし、日本円500万円です。

また、円高円安価格は分かり易くする為に極端な数字としております。

 

株価変わらず円高の場合

 

1株100ドルのまま、円高1ドル50円。

 

500株×100ドル=50,000ドル(ドル資産額)

 

1ドル50円×50,000ドル=2,500,000円(250万)

 

ドル資産では変動してませんが、円換算では減りました。がっかりしてしまうパターンですね。


株価変わらず円安の場合

 

1株100ドルのまま、円高1ドル150円。

 

500株×100ドル=50,000ドル(ドル資産額)

 

1ドル150円×50,000ドル=7,500,000円(750万)

 

円換算で増えました。1.5倍となります、これも嬉しいパターン。

 

株価上昇し円高となった場合

 

1株200ドルまで上昇し、円高1ドル50円。

 

500株×200ドル=100,000ドル(ドル資産額)

 

1ドル50円×100,000=5,000,000円(500万)

 

ドル換算だと2倍になってますが、日本円にした場合は同じ金額になります。ドルで見るとニコニコですが、日本円換算すると変化なし(手数料除く)

 

株価上昇し円安となった場合

 

1株200ドルまで上昇し、円安1ドル150円。

 

500株×200ドル=100,000ドル(ドル資産額)

 

1ドル150円×100,000=15,000,000円(1500万)

 

一番嬉しいパターンです。なんと円換算3倍!!手数料考えても相当な利益です。

 

株価下落し円高となった場合

 

1株50ドルまで下落し、円安1ドル50円。

 

500株×50ドル=25,000ドル(ドル資産額)

 

1ドル50円×25,000=1,250,000円(125万)

 

とてもショックな値段になってしまいます。狼狽売りしちゃうかも価格ですね。

 

株価下落し円安となった場合

 

1株50ドルまで下落し、円安1ドル150円。

 

500株×50ドル=25,000ドル(ドル資産額)

 

1ドル150円×25,000=3,750,000円(375万)

 

こちらも残念ですが、ショックには変わりない値段です。

 

最後に

 

極論を言いますと売る場合は円安で株価が上昇した時が最適となり、買う場合は円高で株価が下落した時が一番最適となります。

 

但し、自分が思うように相場は絶対動きません!今回は売買における手数料や税金を考慮していないので単純にいきませんが一番良いのは先ほど述べた通りです。

 

こういう為替を考えずに株売買できるのは日本株投資ですが、そこを考えても日本企業の成長にかけるよりも米国企業の成長が見込めるのは誰でも感じ取ることは出来るでしょう。

 

世界のイノベーションは米国企業は必ず携わってます。大事な資産を投資するのであれば少しでも成長を見込める市場にしたいのであれば、近い将来であれば米国株で間違いないとは言えるでしょう。

 

米国株に限らず、外国株投資における為替は売買時は良く考える必要がありますが、投資額に比べれば結果として微々たるものとなるので、あまり気にする必要はないと思います。

 

冒頭でも言いましたが、為替は誤差レベルなのであまり気にする必要はなく、資産総額(ドル)で考えていきましょう。