ずずずです。
米国株の復活により日経平均株価は21,317.32円(+551.22円)となり2.65%の上昇で市場が終えました。また、ダウ平均株価は24,328.45ドル(+125.85ドル)となり+0.52%で始まりました。
2月から調整場面にはいり、ご存じの通り下落と上昇を繰り返しており徐々に下落しているように見受けられますね。
さて、そんな不安な投資家にお伝えしたいことは狼狽売りはしないように!それは悪だ!と言うことを良く耳にしますが本当に悪いことなのでしょうか。
狼狽と狼狽売りは全く違いますので、まず言葉を理解していきましょう。
狼狽(ろうばい)とは
思いがけない出来事により、慌てふためくこと。
要は、投資家において狼狽とは株価急落により、なんだこれは驚き精神的にショックを受けることとオハギャーをすることです。
狼狽売りとは
思いがけない出来事により、慌てふためいたうえで冷静な判断が出来ずに将来性を考えず、損益が出たまま株を手放すこと。
例えば、ZさんはA社株を1株100円で100株購入し10,000円を金融資産として保有したとします。そこで株価が100円から70円に暴落した場合、保有株価は7,000円となってしまいました。
Zさんは3,000円もの損失がショックで将来株価上昇が見込めると判断して購入していたA株を7,000円で手放してしまいます。
と言う状態ですね。損がでたことで購入した理由や将来性を見込んでたはずなのに少し損がでただけで手放してしまうこととなります。
何故、ダメなのか
そもそも何故その株を買ったのでしょうかを考えてみてください。
●配当金が貰えるから。
●優待株だから(日本株のみ)
●将来性が見込めるから
●グロース株で成長しているから
●安定しているから
など株を購入する際には、それぞれ思いと決断する情報があったと思います。
有名な投資家が買ったから、コバンザメ投資で購入は論外ですが、それ以外の理由で投資ルール通りであれば何があっても保有し続けられるのではと思います。
そして、狼狽売りするとダメなとして下記が思いつきました。
●手放すのにおける手数料がかかる
●マイナスのままでプラスはないので損しか生まれない
●精神上良くないイメージがついて、2度と同じ株を買う勇気がでない
●手放した後、上昇したら後悔するよ
と言う風になんにせよ良いことは何一つございません。
損が出ているから狼狽売りするのですが、何よりも手数料分でさらなる損は増加してしまいますので、宜しくありません。
最後に
多数ある株の中から、選定して購入した途端に株価が下がり続けて嫌になる投資家は多いのではないでしょうか。
そもそも購入した時点で手数料分がマイナスになるので当たり前なのですが、購入した途端に下がり続けてると言うのは事実かもしれませんが、長い時間からしたら大した下落じゃないはずです。
買った直後って、ちょこちょこ見てしまい浮き沈みしやすいですが、購入したことを忘れるくらいの意識をしたほうが幸せかもしれません。
企業自体が無くなる。不正などがあり自分の頭でしっかり考えて手放すと言う時点で損を切るのであれば良いですし、それは狼狽売りではないので問題ございません。
あくまでも狼狽はしても良いですが、狼狽売りは悪です。