ずずずです。
2018年2月から投資家にとっての試練が始まりました。2017年の好調な相場を見て、未経験者である初心者の方たちが投資家デビューの準備をしていたと思われますが、このような市場に即時入金できるのか考えてみました。
世界は基本成長しており株価も上昇することが過去を見ても分かると言われておりますがそう言われても躊躇するのが人と言うものです。
株投資手法が異なる投資家関係なくiDeCo(確定拠出年金)やNISAに積み立てNISAはすぐに開始したほうがよい。インデックス投資や日本株投資家、米国株投資家や新興国投資家である全ての人たちが株投資は思い立ったら即実行をおススメしております。
2017年相場であれば、上昇しているのが分かりやすい為、初心者も参入しやすい環境だったかと思いますが現環境(下落相場や調整場面)になった際に新規参入は心持ちとして厳しいのではないかと思いました。
私なりに過去を思い出して考えてみました
参考にしたデータ
日本証券業協会が調査しているデータで3年前の情報となりますが、世の中の考えはそうそう変わらないと想定して引用させていただきます。
平成27年度 証券投資に関する全国調査(個人調査) | 日本証券業協会
の中にございます下記、項目を拝見させて頂きました。
資料の「(12)株式非購入の理由」について記載がありました。
主な理由としては
●そもそも購入しなかった理由を考えたことがない
●まだ知識がないから
●ギャンブルだから
●元本割れが怖いから
●株価の上下を見るのが疲れそうだから
となっております。ご存知のとおり想定通りの回答ばかりです、
同じく「(13)投資信託商品の非購入理由」です。
ほぼ(12)株式時と同じですが、引用内容です
主な理由としては
●そもそも購入しなかった理由を考えたことがない
●まだ知識がないから
●ギャンブルだから
●元本割れが怖いから
●株価の上下を見るのが疲れそうだから
●商品の仕組みが複雑
ということでした。
これもほぼ想定通りですね。一般的な株のイメージどおりの回答でした。以前の記事でも書きましたが初心者の方や未経験の方のイメージは知らないものだから怖いという知識です。
となると、どういった環境が参入しやすいのか。
初心者が参入しやすい環境とは
資産運用を開始すると考えている人は多くいると聞きますが、その中から実際に株投資を実施するのか。と考えた際に一番分かりやすいのが下記の相場であることが前提になってくる気がします。
百聞は一見に如かずという風に、好調な時期と言うのは入りやすい心境になりますね。2017年から投資しましたという方もたくさんお聞きしますし当然、将来を不安に思い投資が必要だと考えた際には右肩上がりが継続していたので参入しやすかったのではと思います。
反対に、2015年5月~2016年5月での相場を見てみるといかがでしょうか。私だったら下がり続けるように見えて、知識のない知らない投資の世界に飛び込む勇気は出ないなぁと思いました。
初心者や今まで触れたことのない世界へ飛び込むには相当の勇気が必要なのは十分に理解できますし、大事なお金に働いてもらうにも損となりそうな場面にあえて放り込むことはなかなかできないと考えます。
開始すべきか悩んでいる方へ
言えることは1つだけで証券口座の開設だけしておきましょう!
これは、もし下落相場が終わり、上昇相場になった場合から口座開設を行うと開設するだけで1ヶ月~2ヶ月時間がかかり、証券口座を開設できた時には開始したいと思った気持ちは変化し、勢いはなく投資する機会を見失うということを避けるためです。
私は投資を行い、上げ相場も下げ相場も経験してきましたので、これから開始しようと考えている方の純粋なお気持ちは分からないのですが、すぐに何十万、何百万という大金を運用する必要はないと思ってます。
1ヶ月1,000円でも3,000円でもキリのいい1万円でも良いので、まずは損しても良いと思える金額を投資してみる。という一歩を踏み出すことが大事だと思います。
最後に
100%全ての人が資産運用を行う必要性はないかと思いますし、急激に投資家が増え続けることはないと思っております。
人生100年時代と言われるようになったわけですが、現在の給料や年金のみで将来的に十分な老後が待っているのでしょうか。
投資を始めたいと思ったということは将来を不安に思い、自分を新たな世界へ飛び込ませるため、躊躇する気持ちも分かります。
結果として資産運用を開始するしないは自由ですが、投資に興味を持っただけでも金融知識をつける第一歩となり、投資すればさらに正しい金融リテラシーがつくので投資しない人たちよりも未来の明るい立ち位置に立つことができるのは言うまでもありません。